のぼせ
のぼせは、更年期特有の症状の一つとしても考えられますが、他の原因によっても出現することがあります。もし、気になることがございましたら、有隣館日暮里鍼灸整骨院までお問い合わせ下さい!
のぼせの原因
のぼせを引き起こす原因として考えられるものとしては、風邪、更年期障がい、自律神経失調症、甲状腺機能亢進症、高血圧など多岐に渡ります。
特に更年期(閉経前後の約10年間)には、女性ホルモンの一つであるエストロゲン分泌の急激な減少により、自律神経のバランスが乱れやすくなり、ホットフラッシュ(顔が突然熱くなる)のような特有の症状が出やすくなります。そして、のぼせ以外にも、イライラ・動悸・めまい・肩凝りなどの随伴症状を伴うこともございます。
また、のぼせに悩まされている方に多いのが、顔や上半身は熱いのに、下半身は強い冷えを感じるというパターンです。東洋医学的には、上熱下寒(じょうねつげかん)という、上半身と下半身との血液循環のバランスが崩れている状態にあると、上半身に熱が留まるためにのぼせのような症状が出やすく、同時に下半身が冷えることが多くなるという見方をすることもあります。
ご自宅で出来るのぼせの予防法
のぼせ易さに影響する上半身側に偏りがちな熱さを、冷えがちな下半身側に誘導する意味では、足湯に浸かることや、38℃~40℃のぬるめのお湯に入るのも効果的です。ですが、長風呂になってしまうと、余計にのぼせを助長してしまう虞がありますので要注意です。ストレス・疲労の蓄積も、のぼせやすさにつながってきます。無理せず、楽しみながら続けられる程度の軽めの運動もお奨めです。
また、場合によっては、食生活の見直しが必要になることもございます。油や肉類など、カロリーが高めの食材の摂取を少なめにし、魚・野菜・豆類などを積極的に摂るように心掛けて下さい。血圧が高めの方も含め、塩分の摂りすぎが気になる場合は、カリウムを含んだ食材(ほうれん草・春菊・海藻類など)を摂るようにしましょう。間食・外食・遅い夜食などにも気を付けましょう。一時的なのぼせが煩わしいときは、冷たいタオルで首や顔を冷やすのも一案です。
有隣館日暮里鍼灸整骨院ならではののぼせ治療について
有隣館日暮里鍼灸整骨院では、のぼせの緩和に鍼灸治療をお勧めしております。鍼・灸による刺激には、自律神経系の乱れを整えたり、血流改善を促す効果が期待できます。
顔及び上半身側は熱さを感じるのに、下半身側は冷えているという状態(上熱下寒)を改善することで、身体の上下で偏りがちだった血液循環のバランスを整え、のぼせが出にくい状態にしていくことを目指します。また、イライラ・動悸・めまい・頸肩こりなど、のぼせの出やすさに影響し得る数々の自律神経症状の緩和も、必要に応じて行って参ります。
鍼の刺激には抵抗感や怖さがあるという方には、喉元に照射するだけのスーパーライザー(偏光近赤外線照射器)という方法もございます。照射時間は5分程度ですので、忙しくて、ゆっくり治療に通う時間を確保しにくいという方にはお勧めです。もちろん、鍼灸治療とスーパーライザーの併用も可能です。のぼせに関する疑問や悩み事がございましたら、いつでもご相談下さい。