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スネから足の甲が痺れたら

Category: 神経痛

下腿前面の痺れオヤジ何件か前のブログで、手と腕の痺れについて触れましたが、その中で、絞絞性神経障害という言葉を用いました。

 

簡単に言うと、とある神経が、その通り道上で締め付けらて、その神経の支配する領域に痺れが出てしまう・・・ということです。

 

今回は、膝下の外側(スネ)から足の甲や足指の先までの範囲の痺れ感に関係してくる、神経の締め付けパターンに

ついて御紹介いたします。

 

 

足の痺れとくれば、何となく・・・

 

坐骨神経痛!

 

となりそうですが、それだけが全てではございません。

 

この坐骨神経、通り道の途中(膝裏の上の方)から名称が変化

したり、枝分かれしていきます。

 

膝裏の上方あたりから、脛骨神経という名前に変わった枝は、

そのままふくらはぎの奥を通り抜けて、足裏まで辿り着きます。

(細かく言うと、さらに神経名が変わっていくのですが・・・)

 

側面からの総腓骨神経他

参考図:脛骨神経総腓骨神経など

 

もう一つの枝は、総腓骨神経という名称に変わり、膝裏の外側

を通り抜けてスネの方を通り、最後は足の甲や指先に至ります。

(こちらも、さらに名前が変わっていきます・・・)

 

もし、お尻から太ももの裏、そして、ふくらはぎから足裏、さらには、

スネから足の甲までと、広い範囲の痺れが出ている場合は、腰椎

椎間板ヘルニアなどに伴う坐骨神経痛も考えられるのですが、

 

お尻と太もも裏面、ふくらはぎから足裏は痺れていないけど・・・

 

スネとその外側、さらには足の甲あたりが主に痺れている・・・

 

というケースでは、坐骨神経の枝分かれである、

 

総腓骨神経が、どこかで絞扼されている可能性

 

も視野に入れる必要が生じてきます。

 

では、どの辺りで締め付けられているか?なのですが・・・

 

スネから足の甲、足指先までが痺れているという場合は、

膝裏の外側の付近や、膝関節の外側のやや下あたりで、

出っ張った丸い骨の外周あたりの2ヶ所での絞扼が考え

られます。

 

また、スネは痺れてないが、足の甲から先だけが痺れる

という場合は、足首の前あたりでの絞扼が考えられます。

 

足の甲知覚帯

足首付近で締め付けられると・・・

図中の範囲に痺れ感が出ます

 

この総腓骨神経の走行ルート上には、締め付け(押さえつけ)てしまう

原因となり得る組織がたくさん存在するという特徴があることも、一因

だと思われます。

 

そして、身体の構造上の問題以外にも、注意すべきことがあります。

 

それは、歩き方に癖がある場合です。

 

もし、普段履いている靴などで、足底の外側が減りやすい・・・

と思われる方は、歩き方の癖によって、総腓骨神経がやられて

しまう可能性が出てきてしまうかもしれません。

 

但し、この場合は、締め付けが原因で・・・というよりは、神経が

牽引される(引っ張られる)ことが、痺れにつながってきます。

 

足首・内反と外反

左の絵・内反のような

足の向きは要注意!

 

当院では、総腓骨神経が原因と考えられる症状には、鍼治療を

お薦めしております。

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当院の鍼灸治療ページについて

 

比較的、体の表面近くを走り抜ける神経ですので、深く鍼を打つ

必要はございませんので、鍼は怖いんだけどなぁ・・・という方も、

ご安心くださいませ!

 

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