ジカ熱 有隣館日暮里鍼灸整骨院
近頃、テレビのニュースにもよく登場するジカ熱、現在、南米の
ブラジルを中心に猛威を振るっており、感染者数の予想は、今後も
増える傾向にあり、およそ400万人にも上るといわれています。
妊婦さんが感染してしまうと、その赤ちゃんの頭が小さいままで
発育しなくなってしまう小頭症の映像もよく流されていますが・・・
何とも、切ない限りです。
今年の夏には、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロでオリンピックが
開催されることもあり、ブラジルのみならず、世界的に懸念が
広がっています。
そんな中、日本の国内でも、国が定める感染症の分類のうちの、
第4類感染症のグループに指定された模様です。
*第4類感染症とは?
国が指定する感染症のグループ分けは、全部で5種類あります。
(指定感染症と新感染症を含めると7種類になります)
第4類~には、新たに加わったジカ熱の他に、マラリア、日本脳炎、
少し前に、代々木公園で蚊に刺されて・・・で話題になった、デング熱
なども含まれています。
このジカ熱の発祥は1947年、アフリカのウガンダのジカで、ウィルスが
確認されたことが始まりとのこと。蚊に刺されてなる感染症の一種です。
蚊に刺されたからといって、全員が発症するわけではなく、80パーセントの
人は症状がないか、気づかないで終わることが多いようです。
症状が現れるとしても、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、目の充血
などが中心ですが、数日で治ってしまうことがほとんどの模様です。
但し、流行している地域への渡航歴があったり、上記のような症状、
ならびに、体調不良が続くという場合には、医師の診察をしっかり
受けたほうがよさそうです。
*補足:感染と伝染について
感染とは、微生物が体内に入り込んで増殖し、体の中に居座り続ける
ことをいいます。その後、下痢・嘔吐・発熱などの症状が現れてくると
感染症にかかった、という言い方になります。
感染症のうち、人から人へ、動物から人へ移って広がったものを伝染病といいます。
例えば・・・
食中毒・・・感染症(人から人へうつらないから)
インフルエンザ・・・伝染病(人から人へうつるため)
デング熱や、SARSの流行したときもでしたが、何かが流行し始めると、
注意・喚起を促すはずが、度を越して、必要以上の情報が出回ります。
感染症予防はもちろん大切ですが、過剰になりがちな情報合戦に、
踊らされ過ぎないようにすることにも注意しましょう。
早く、流行が終息を迎え、無事に世界的イベントが開催されることを
祈りましょう。
有隣館日暮里鍼灸整骨院
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