足の裏の痛み(足底筋膜炎)
「朝起きてからの一歩目が痛い!」
「運動始めや、運動後半で痛い!」
こんな症状はありませんか?もしかしたら、足底筋膜炎かもしれません。
この状態が悪化すると、運動中常に痛み、運動すること自体に影響が出てきてしまいます。
足には三つのアーチ構造があり、その構造を保つためにいろいろな組織が関わっています。
今回書く足底筋膜もその一つです。
三つのアーチの中でわかりやすいのは、内側の縦アーチ「土踏まず」といわれている場所です。
残りの二つは外側の縦アーチ、そして横アーチになります。
これらのアーチは体重を支える際に、クッションの役割を担っていますが、
過度な運動や筋肉の柔軟性低下、足の筋力低下などが原因となり、
アーチ(足底筋膜)への牽引ストレスが増加してくると痛みが発生してくることがあります。
これが足底筋膜炎です。
そこで大切になってくるのは、いかにして足底筋膜への牽引ストレスを減らすかということです。
根本的には、「使い過ぎ」が原因であるため、運動量の制限や運動の休止が必要になってきます。
多くは運動を抑えることで症状が軽減してきますが、運動を再開した際にまた痛みが出てしまっては意味がありません。
早期の症状改善、そして症状を繰り返さないために、他の原因を同時に改善していくことが大切です。
原因には多少の違いがあるため、足底のストレッチングやマッサージ、超音波、SSPなどの電気療法、
そして足底筋膜へのストレスコントロールや足のアーチ機能改善のための下腿三頭筋ストレッチや筋力強化などを
組み合わせて行ない、状態を改善させていきましょう。