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リンパって?  有隣館日暮里鍼灸整骨院

Category: 内科疾患

よく、風邪を引いたときなどに、首のリンパ腺が腫れて・・・

のような表現をすることがあります。

 

頚のリンパが腫れて・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそもリンパ系は、体内に侵入した病原菌や異物を除去し、

身体を守るという大切な役割があります。

 

リンパとは液体のことを指しますが、これは、いったいどこから

生産されるのでしょうか?

 

心臓から送り出された血液は、動脈という血管を通り、身体の

隅々まで行き渡り、末梢の組織へ酸素や栄養分を供給します。

 

ガス交換

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その見返りに、二酸化炭素や老廃物を受け取り、今度は静脈

という血管によって心臓の方へ向かって流れていきます。

 

この、末梢組織での物々交換を、ガス交換といいます。

 

ガス交換・・・と聞くと、気体同士のやり取りのように思えるかも

しれませんが、このガス交換に関わっているのは、間質液

呼ばれる液体になります。

 

間質液は、末梢の動脈(毛細血管)から滲み出したもので、

その中に酸素や栄養分が含まれており、末梢の各組織に

必要な物質を与えて、不要になった老廃物や二酸化炭素を

静脈側へ運んでくる運び屋さん的な役割を果たしています。

 

動脈側から滲み出してきた間質液は、ガス交換に関わって

静脈側に戻ってきますが、そのまま静脈側へ戻って行くのは

全体の90パーセントくらいで、残りの10パーセントくらいが、

別の経路を通っていくことになります。

 

その10パーセントほどの間質液、それが、いわゆる

リンパになるわけです。

 

血液には、血管という独自の通り道があるように、リンパにも、

独自の通り道があります。

 

静脈とリンパ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その独自のルートが、俗に、リンパ腺リンパ管と呼ばれ

ているものです。

そして、その管の中を流れている液体のことをリンパといいます。

 

リンパ腺・管の途中には、リンパ節という中継所があります。

 

リンパ節断面図

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

    リンパ節の断面図

 

リンパ節の中には、白血球の成分の一つであるリンパ球という

ものが多数存在し、体内に侵入してきた異物や病原菌をろ過

するという働きがあります。

 

この働きがあるおかげで、病原菌が体内に侵入してくるのを

未然に防いでくれているわけです。

 

外敵を弾き飛ばす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リンパ節は、足の付け根、腰・お腹の深部、腋(わき)の下、

頚の周りなど、様々なところに存在し、外敵退治のために日夜

働いてくれているのです。

 

*リンパ節は、身体の表面近くにあるものもあれば、深い所に

 あるものもあります。

 

全身のリンパ節概要

 

 

 

 

 

  

  

  

  

 

 

   他にも多数ございます!

 

健康状態に問題がなければ、これらのリンパ節は簡単には

触れることはないのですが、風邪を引いてしまったときや、

何らかの炎症性疾患、その他の特定の疾患の際には、腫脹

して触れやすくなることがあります。

 

また、特に病気を抱えているわけではないんだけど・・・

慢性的に、冷え性・むくみに悩まされていらっしゃる方も、

もしかしたら何らかの理由で、リンパの流れが滞りがちに

なってしまっているのかもしれませんよ!

 

下肢のドレナージュ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに詳しい冷え性・むくみについての説明はコチラ

 

 

 

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