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ひざの痛みと種子骨(しゅしこつ) 有隣館日暮里鍼灸整骨院

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種子骨あまり聞いたことがない名称かもしれません。

 

これは、特定の骨の名前というよりは、とある役割を

果たしている骨の総称という感じです。

 

その名前は文字通り、骨の形状が、植物の種子(種)の

形に似ているということに由来しています。

 

ひまわりの種

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この類の骨が存在している場所は限定的で、手のひら、

膝、足の裏などにみられます。

 

一体、何をしているのかと言いますと・・・

 

特定の筋肉が、近所の骨と擦り合わさって摩擦が生じ

ないように、筋肉(あるいは腱や靭帯)と、メインとなる

骨との間に挟まって、その動きを円滑にしてくれている

という、結構大事な役割を果たしてくれています。

 

まさに、縁の下の力持ち!という感じです。

 

この種子骨グループの中で、最も有名なものとしては、

 

膝蓋骨(しつがいこつ)、

 

いわゆる膝のお皿といわれているものです。

 

大腿骨、脛骨などとともに、一応、膝関節を構成する

骨の一つとして数えられます。

 

膝の構造・前側と側面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、種子骨の代表格ともいえる膝のお皿・膝蓋骨

ですが、この動きの良し悪しは、膝の痛みの出具合

とも密接に関わってくることがあります。

 

膝蓋骨の表側、すなわち前側は、膝蓋腱と呼ばれる

太ももの前側を覆っている大腿四頭筋の延長部分

通過しています。

 

大腿四頭筋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、膝蓋骨の裏側は、大腿骨下部の前側と、非常に

接近した状態になっています。

 

この、膝のお皿は、膝の曲げ伸ばしに伴って伸び縮み

する大腿四頭筋が、大腿骨の前側で、摩擦によって

傷がつかないように、緩衝材的な役目を果たしている

のです。

 

ですが、この膝のお皿の動きに円滑さが無くなってくると・・・

 

座っている状態から立ち上がろうとする時や、階段の上り下り、

さらには普通に歩いているときなどに、膝の痛みが出やすく

なってきてしまいます。

 

階段のぼり時・膝痛い女性

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの痛みは、加齢に伴った膝の症状でも有名な、

 

変形性膝関節症

 

の際によく見られます。

 

もちろん、変形性膝関節症ではないんだけど・・・という方でも、

上記のような煩わしい痛みに悩まされている場合があるのでは

ないでしょうか?

 

変形性膝関節症の要因

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

膝の痛みが出やすいときは、膝のお皿の動きの円滑さが

少なくなっていることがあります。

 

では、それを引き起こしてしまう、これまたよくあるケース

と言えば・・・

 

太ももの前側にある大腿四頭筋の硬さ、あるいは、筋力低下が、

膝のお皿の動きの良し悪しを、大きく左右することにつながって

くるのです。

 

膝の筋トレ・仰おむけ

 

 

 

 

 

 

 

  

 

  大腿四頭筋の簡単エクササイズ

 

 

言い換えるならば、大腿四頭筋の伸び縮みがスムーズでない故、

膝のお皿の動きも、同時に円滑さが少なくなってくる。その為に、

膝の曲げ伸ばしの際に、動くべき所が動かずにつっかえるから、

摩擦が生じやすくなって膝の痛みが出やすくなる、という訳です。

 

膝のお皿をセルフで動かす

 

 

 

 

 

 

 

 

セルフチェックもできます!

 

 

ちなみに、大腿四頭筋とお皿(膝蓋骨)との関係性が考えられる

場合の膝の痛みは、お皿の上下域に出現することが多くなります。

 

もし、膝の内側が痛むという場合は、大腿四頭筋とお皿の関係と

別の理由であることが多くなりますので、しっかりと鑑別することが

大切です。

 

快適そうな歩行・夫婦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

膝の痛みについての詳細はこちら

 

 

有隣館日暮里鍼灸整骨院

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