飲酒でトイレが近くなる・・・ 有隣館日暮里鍼灸整骨院
飲み会などへ行ったとき、やたらとトイレに行く人、
いませんか?
最初から、頻繁にトイレに駆け込んでる人は、飲み会の
以前から身体の調子が悪かったのでしょうが・・・
平然とお酒を飲んでいたのに、途中から、やたらと席を
はずすことが多くなり、飲むペースが落ちてきた代わりに、
トイレに駆け込むペースが上がっていくという・・・
この変化、実は、だいぶお酒が回ってきてますよ~の
生理学的なサインになります。
話題をちょっと、オシッコの話に移します。
オシッコは、腎臓において、血液を材料として、ろ過という
作業によって作られます。
腎臓に入ってきた血液は、血圧の力によってフィルター
にかけられ、不要な物は体外へ排出される方向へと
流れていきます。
この作業によって濾し出されるオシッコのおおもとである
原尿は、1日でおおよそ200リットルにも及びます。
ですが、1日に、こんなにオシッコをする人はいないと思い
ます。せいぜい、1~2リットルの間くらいではないでしょうか?
*但し、糖尿病など、病的にオシッコの量が増えてしまう
場合もあります。
約200リットルもの原尿が作られているのに、実際に出される
量は1~2リットルくらい・・・
この差をコントロールしているのが、実は、脳の一部から分泌
されるホルモンの働きによるものなのです。
脳には、いくつかのホルモン分泌器官がありますが、その1つ
である脳下垂体という器官の、後葉というパートから出てくる
バゾプレッシン
別名:抗利尿ホルモン
というものが、オシッコの量をコントロールしているのです。
抗、利尿!
オキシトシンは、子宮に関係するホルモンですが、
分泌場所は抗利尿ホルモンと同じところです。
要するに、利尿作用に抵抗(制限)するのです。
この作用には、身体に必要な水分量まで排出しすぎないように・・・
という大切な役割をはじめ、いろいろな意味があります。
抗利尿ホルモンの働き
なのですが・・・
お酒(アルコール)が、ほど良くを通り超えて、十分過ぎる量が
先程の脳下垂体に回りすぎてしまうと・・・
バゾプレッシンの分泌に狂いが生じ、抗利尿どころか、逆に
利尿作用がどんどん進んでしまう・・・ということになります。
別の言い方をすれば、お酒を飲みはじめてからしばらくして、
トイレに頻繁に駆け込むようになってきたのは、十分、頭の
ほうにもアルコールが回ってきてますよ~という合図なのです。
飲み会で頻繁にトイレに行ってしまった後は、しっかりと、
水分補給も忘れずに行ってください!
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