頭痛は冷やす?温める? 荒川区 有隣館日暮里鍼灸整骨院
頭痛の種類は、その原因から細かく分けると、
100種類以上にも及ぶと言われています。
ですが、私達が日常生活で遭遇することが
多いタイプのものは、かなり数が絞られます。
その中でも、特によく見受けられるのが、
偏(片)頭痛
緊張型頭痛
ではないでしょうか。
この2つの頭痛、私達に不愉快な思いを強いる
症状の出方には、それぞれ特徴があります。
偏(片)頭痛:ズキズキと脈を打つような痛みがある。
緊張型頭痛:頭の周りを締め付けられるような
痛み・苦しさがある。
この2つの頭痛のそれぞれの特徴であるズキズキ感と
締め付けられ感、これを血液の流れという視点から見て
みると、正反対のことが起こっている可能性があります。
まず、偏頭痛特有のズキズキ感。
この場合、必要以上の血液が頭・頚部に流れてきている
可能性が考えられます。
血流量が増える=血管が拡張する=その周囲の神経を
刺激しやすくなる・・・。いわゆる、充血の状態です。
一方、緊張型頭痛の締め付けられ感。
こちらは、頭・肩頚周りの筋肉が凝り過ぎているため、必要な
分量の血液が確保されにくい状態になっています。こちらは、
いわゆる虚血の状態です。
充血と虚血、これらは真逆の状態なので、それぞれの
ケースにおける対処法は違ってきます。
充血が疑われる場合、基本的には冷やします。
虚血が疑われる場合、基本的には温めます。
例えば・・・
長時間のPC作業などで目が疲れてきたときなどに、
冷たいタオルを目に当てると・・・何だかすっきりした
という経験はありませんか?
これは、目の充血、なので冷やします。
これからの季節、空調の効きすぎるオフィスに一日中
いるためか、身体が冷え切ってしまって、肩が凝るは
腰が痛くなってくるは・・・
こんなとき、お風呂に入って温まると、身体が楽になる
ということはありませんか?
これは、身体の冷え=虚血、なので温めます。
頭痛に話を戻しますと・・・
偏頭痛が疑われる場合、充血の可能性が考えられます
ので、とりあえず冷やしてみるのがおススメです。
頭の方に血流が増えてしまうということは、その分、頭から
離れているところへの血流が、しっかりと行き届きにくく
なっていることがあります。
偏頭痛に悩まされている方のなかには、足・腰の冷えを強く
感じることがあるという方が多く見受けられます。
頭・首周りを冷やすだけでなく、足腰の冷えを改善することも
偏頭痛の緩和のためには大切です。
では、緊張型頭痛のときはどうかといいますと・・・
こちらは、首・肩周りの筋肉の凝りすぎ、すなわち、血流不足
による虚血状態になりますので、温めることで血流を確保し、
筋肉の強張りを減らしていくことが対応策になります。
*充血=冷やす、虚血=温めるが基本ですが、場合によって
この基本ルールの通りにならないこともあります。
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