足裏のタコも骨盤を歪ませる!?
【足裏は、縁の下の力持ち!?】
普段から、あまり気にかけてもらうことの少ない足の裏。
寝ている時と座っている時以外は、全体重に押しつぶされて、
私たちの身体を支えてくれているのにもかかわらず、
外出時は、履物に覆われ続けて・・・。
でも、オシャレ重視のために、結構きつめの靴の中で、
窮屈そうにして頑張ってくれています。
それくらい頑張ってくれている足の裏なのに、
ご主人様に気にかけてもらえるのは、
お風呂で足裏を洗ってもらえる、ほんのひと時くらいでしょう。
【たまには観察、足の裏!】
そんな気の毒な足の裏ですが、たまには、よ~く観察してあげて下さい。
ただ眺めるだけでなく、撫でたり押したりしながら、左右の足裏の状態を比べてみましょう。
いきなり軽石などでゴシゴシ・・・は、ご法度です!
足裏観察のときには、特に注意して頂きたいポイントがあります。
【足裏のかんたんチェックポイント】
それは、
両方の足裏にタコができているか?
それとも、
片方の足裏だけにタコができているか?
ということです。
このうち、骨盤の歪みにつながりやすいのは、どちらだと思いますか?
正解は、両方とも、になります。
タコ自体の大きさにもよりますが、面積が広く、厚みがありそうなものほど、
実は厄介者になってきます。
そして、できる場所によっても、その影響は変わってきます。
【そもそも、タコってなに??】
専門的には、胼胝(べんち)といいます。
皮膚の表面である角質層に、圧力・摩擦・衝撃などが加わり続けることで、
その表面が極端に肥厚した状態をいいます。
繰り返される強い刺激に耐えるために、組織が化けてしまった、
ということです。
ハイヒールを履くことが多い方だけでなく、マラソンなどで、
クセのある走り方をしていたり、一瞬で、足裏で急ブレーキを
かけるようなスポーツをされる方のなかにも、
タコができやすいという方はいらっしゃいます。
【タコの居場所とその影響は?】
まず、片足裏のどこか1か所に大きなタコがいるということは、その部分に、
いつも体重がかかる歩き方や立ち方をしていることが考えられます。
そして、片足裏にだけ、わずか数ミリ規模でも厚みがあるタコがいることで、
床と足裏の間に、タコの厚みの分だけ隙間が生じることになります。
逆に、タコのいない足裏のほうは、しっかりと床に密着が可能になります。
この、足裏に存在するわずか数ミリの左右差は、足全体の使い方にも影響し、
結果的には、
足裏→足首→膝関節→股関節→骨盤へと、
足裏から上へ上へと、アンバランスさが波及していくのです。
【片足タコと両足タコで違いがある??】
少し、話を戻します。
では、両足裏にタコができていて、それぞれ違う場所にある場合はどうでしょうか?
例えばの話ですが・・・
右足裏は、小指の付け根あたりにタコがあり、
左足裏は、親指ないし二本目の指の付け根あたりにタコができているとします。
このような場合は、体重を受け止めている場所が、それぞれの足裏で違っている、
ということを示唆しています。
片足裏にのみタコがあるケースでは、
左右の足の長さの違いを介することで、
骨盤の上下・前後の歪みにつながるのに対して、
両足裏で、それぞれ違う場所にタコができている場合には、
足先の向きに左右差が出る為、内と外(閉じる・開く)及び、
左右どちらかに捻じれる歪みと深く関わってきます。
角質のケアには気をつけているし、気になるタコは削ったりしているんだけど・・・
忘れたころに、必ず同じような場所にタコができちゃって・・・
このようなお悩みをお持ちの方は、いつも足裏の特定の場所に体重が加わる、
ちょっとクセのついた歩き方・立ち方をしている可能性が考えられます。
タコの位置に左右差があると↑↑↑こんなことも・・・
骨盤を正しい位置に戻してあげることで、ひとクセついてしまっていた歩き方、
立ち方を改善し、悩ましいタコが足裏に出没しにくい状態に近づけますよ!