つまずく・・・平らなところで
平坦な道を歩いている途中で、段差も無ければ、
石ころも転がってないのに、
よくつまずく・・・
なんてことはありませんか?
足先と足首がちゃんと反らないと、段差のあるところはもちろん、
平坦なところを歩いている最中に、
”おっと!!”と、つまずくようになります。
一日中、立ちっ放しで仕事しているから、
帰るころにはもう足が重たく感じて・・・
このような理由で、足先が上がらず、そして足首もちゃんと反らせずで、
つまずいてしまうことが多々ある、という方もいらっしゃることでしょう。
ですが、なかには、そんなに足を酷使しているわけでもないのに、
どういうわけか、よくつまずくんだよなぁ・・・という場合も見受けられます。
この、足先を上げる・足首を反らすという動きには、少なくとも3~4種類の
筋肉の働きが関わってきます。
*足全体を上げるのは、股関節の筋肉です。
それらのうちの主要な3種類の筋肉は、すべて、スネ辺りからスタートし、
足の甲・指先にかけての範囲に存在します。
単純に、これらの筋肉が凝り固まっているような方は、歩行時に足先が上がらず、
平らな道でつまずきやすくなることがあります。
これらの筋肉の硬さの有無を簡単に見分ける方法としては・・・
まず1つは、お尻を浮かせた体育座りができるかどうか?です。
他には、
和式トイレでしゃがんだときに、
スネから足首が辛くなるかどうか?
です。
スネからスタートする筋肉たちが硬く凝り固まっていると、
和式トイレが辛く、お尻を浮かせた体育座りができず・・・
になります。
スネ周りの筋肉が硬いということ以外にも、足先の上がりにくさにつながる要因があります。
足先を上げたり(指を反らす)、足首を反らす主要な筋肉3種類とは・・・
前脛骨筋(ぜんけいこつきん)
長趾伸筋(ちょうししんきん)
長母趾伸筋(ちょうぼししんきん)
になります。
前脛骨筋は、足首を反らすために、
長趾伸筋は、第2~4趾を反らすために、
長母趾伸筋は、第1趾、すなわち足の親指を反らすのに働きます。
これら3種類の筋肉のいずれかに問題がある場合は、
その筋肉が担っている役割(動き)に影響が出ます。
ですが、足趾・足首ともに反らすことが出来ない・・・
という場合は、
神経系の働きに何らかの問題があるかもしれませんので、
注意が必要です。
筋肉の硬さによるもの、神経系の働きによるもの、
これらの原因で足先・足首が上がりにくいという場合には、
鍼灸治療で奏効するケースがあります。
足先が上がらず、つまずくことが多くなってきたなぁ・・・と感じていらっしゃる方は、
当院までお問合せ下さいませ。