気が巡らない(気滞)
このごろ、気分的にスッキリしないな~
ということはありませんか?
あるいは、今は大丈夫だけど、時々、
気持ちがどよ~ん・・・と
する時期がありませんか?
確かに、この3~4月の時期は、
卒業・新入学・引っ越し・転勤・転職などなど・・・
環境的にも心境的にも、いろいろと変化を伴う季節なので、
これらの要因が絡んでいる、ということもあるかもしれません。
原因がはっきりしている場合でも、そうでない場合でも、
何となく、気分がすっきりしないな~ということは、
誰しもが経験することだと思います。
この、気分的にすっきりしない・・・という感じ、
東洋医学的にいうと、
気滞(きたい)
という言葉が当てはまるのかもしれません。
気滞とは、簡単にいえば、
行くべきところに行き渡らず、
滞って溜まる、ということです。
いわゆる、”気の渋滞”です。
では、気滞である可能性を判断する指標ですが・・・
① イライラしやすい
② 喉に何かがつっかえてるような感じがする
③ 食べ過ぎでもないのに、お腹が張っている
④ 胸の張り感がある(女性の場合)
⑤ 口が苦い・苦いゲップがよく出る
などが挙げられます。
気滞に傾かないようにするためには、
ストレスに対する対処法も重要になってきます。
例えばの話ですが、職場の上司から、いつもクドクド、ネチネチ、
注意されたり嫌味を言われたり・・・
時には、同僚からも、さりげなくカチン!とくること言われたり・・・
一方的に言われ続けるけど、逆に、こちらからは言いたいことが
あっても言えずにグッと堪えているばかりで・・・
このような傾向の方は、気滞に陥りやすいので、要注意です!
*だからといって、言われたら言い返せということではありません。
グッと堪えてばかりが続くと、より一層、
気の流れが滞り、気分的にもスッキリしにくくなってしまいます。
気滞を遠ざけるためにも、
好きなことに没頭して、ストレスを発散するもよし、
鍼灸治療で、気の流れを最適化するもよしです。