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坐骨神経痛もどきとお尻の硬さ

Category: 神経痛,

SLR:ストレート・レッグ・ライジング

ラセーグテスト

K-ボンネットテスト

 

いきなり出て来た、わけのわからない名称の数々。

 

これらはすべて、

坐骨神経痛や、腰椎椎間板ヘルニアの有無を確かめる

ために行なう、テスト法の種類です。

*他にも、多数ございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お尻から足にかけての痺れが・・・

という場合に行なう、基本的な検査法になります。

 

坐骨神経を意図的に牽引することで、痛み・痺れが増すか否か?

 

あるいは、坐骨神経の通り道上を意図的に狭めることで、

痛みや痺れが強まるかどうか?

 

もし、腰椎の近くやお尻周りに、何らかの問題が潜んでいれば、

これらの検査を試みることで、坐骨神経の通り道上に、

痛みや痺れ感が強く再現されます。

 

その場合、すぐに”坐骨神経痛”という名称が登場するのではなく、

 

腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛、

梨状筋症候群による坐骨神経痛などと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*梨状筋症候群

 お尻にある梨状筋という筋肉が原因となって

 坐骨神経痛などを引き起こす症状の総称。

 

メインとなる原因があり、それに付随して出る症状の1つが

坐骨神経痛ということになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところがです。

 

冒頭の各種検査法によって、

いつも陽性反応(痛み・痺れが強まる)が出るとは限りません。

 

いろいろ検査をしてみたものの、

何ら、痛み・痺れが再現されず・・・

でも、お尻や太もも、ときには膝から下まで痺れる感じが・・・

 

というケースもみられます。

 

このような場合に疑いが生じてくる場所が、実は、

お尻の外側に位置する、股関節の動きに関わる筋肉たちになります。

 

さきほど登場した梨状筋は、

どちらかというとお尻の真ん中の奥、

股関節の動きに関わる疑わしい筋肉たちは、

お尻のやや外寄りに存在しています。

 

筋肉名でいうと、

中殿筋(ちゅうでんきん)

小殿筋(しょうでんきん)

になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これら、中殿筋・小殿筋ともに、歩行の際には

必ず働いてくれるだけでなく、どちらかの足に

体重をかけて立つ癖や、スポーツでの横方向の

動きでの急な踏ん張り(テニス・ゴルフなど)でも、

負担をかけやすい筋肉となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よく、座っているときに、おもむろに足を組んで

しまう方がいらっしゃいますが、足を上側にしたく

なってしまう側ほど、中・小殿筋の2つは、

凝り固まってしまっていると言っても過言ではありません。

 

実際、坐骨神経痛のような痛みが再現されるのでは・・・

とのことで前出の種々の検査法を試みたものの、

ほとんどのテストでは反応が出ずで・・・

 

ところが、

中・小殿筋の凝り固まった部分を押してみた途端、

 

 

”うわ~っ!普段感じていた痛みに似ている~!!”

 

 

という答えが返って来ることがよくあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お尻周りに潜んでいる硬さを見つけ出し、

除去してあげることで、一見、

坐骨神経痛と勘違いしてしまいそうな、

忌々しい症状を緩和することにもつながるのです。

 

 

 

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