良い姿勢とは?
以前ブログで座った姿勢を取り上げましたが、今回は立っている時の姿勢について書いていきます。
【良い姿勢とは?】
慢性的な肩こり腰痛などは普段の姿勢によって引き起こされている事が多いです。お腹を出した姿勢になってみたり、猫背気味になったりと不良姿勢が続く事で首腰まわりの負担が大きくなってしまうのです。
では良い姿勢とはどのような状態なのでしょうか?
背骨は一直線ではなく、S字にカーブしています。これを生理的弯曲といい、クッションの役目をしております。この状態が保たれていると、自発的な身体動揺はわずかで、直立姿勢を乱すように働く重力の影響を最小にして立つ事ができ、立位姿勢を保持するために必要な筋活動やエネルギー消費が最小になるという特徴があります。
具体的にどのような状態が良いかというと横から見て、一直線の線が耳たぶ、肩の突端、股関節(大転子)、膝関節前部(膝蓋骨後面)、外くるぶしの2〜3㎝前部を通るように引ける姿勢が良い姿勢になります。
また、頚椎前弯は約30〜35°、胸椎後弯は約40°、腰椎前弯は約45°、仙骨底は第5腰椎に対して約40°前下方に傾斜している状態が望ましいです。
【簡単な姿勢のチェック法】
ここで簡単にできる姿勢のチェックの仕方をお教えします。
まず、素足で壁から踵を5〜7㎝ほど離してまっすぐ立ち、頭部、背部、殿部を壁にピタッとくっつけて、壁と腰のすき間に手を入れてみましょう。壁と腰のスキマに手の平1枚分がぴったりと入る、あるいは手首ぐらいで止まるぐらいが理想的な骨盤の傾きで、これは骨盤が前にも後ろにも傾きすぎず、バランスが良い姿勢といえます。
もし、上記の様な姿勢がとれていない場合は不良姿勢である可能性がありますので、バランスを整えていく必要があります。
姿勢の悪さや、慢性的な痛みでお困りの方はぜひ当院にご相談ください!
※本記事は厚生労働省認可の国家資格者:柔道整復師 宮本吉裕が監修しています」