MENU TEL

Blog記事一覧 > ,運動器疾患 > 椎間関節性腰痛とは?

椎間関節性腰痛とは?

Category: ,運動器疾患

椎間関節性腰痛という言葉を聞いたことは

あるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

腰痛といえばギックリ腰が一番メジャーな

名称かもしれませんが、腰痛の原因として

疑われる種類は数あれど、椎間関節性腰痛

というものも、割とよく出てくる名称です。

 

 

こちらは文字通り、椎間関節という部分に

原因があって発症する腰痛になります。

 

 

椎間関節とは、上と下の隣り合う1つ1つの

背骨(椎骨)を繋ぐ突起が重なり合うことで

構成されている関節です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基本的には、椎間板と同じように、

背骨がズレ過ぎないように安定性を保つ

ことが主な働きになります。

 

下向きの突起と上向きの突起が噛み合わさり、

その周りを靱帯や筋肉が補強する感じです。

 

 

この腰椎の椎間関節は、腰を捻ったり倒したり

する際に微妙に動き、摩擦が加わる感じがあります。

 

 

加齢による椎間関節の変形などが主な原因と

なりますが、関節周りに付着する小さい筋肉が

必要以上に凝り固まってしまうことも、腰椎の

動きに伴なう椎間関節の摩擦力を高めることに

つながります。

 

 

このため、椎間関節性腰痛が疑われるケースは、

上下で噛み合わさる関節部分の擦り合わさりが

強くなる動き、すなわち、腰を捻ったり胴体を

横に倒したり、さらには背筋をビッと伸ばしたり

後ろに反らしたりする際に痛みが出やすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

捻る・倒す・反らすという動きで痛みが出やすく

なりますが、お辞儀などの前屈では、椎間関節に

隙間ができることで摩擦が軽減されるため、逆に

痛みが軽減されることになります。

 

 

これが、椎間関節性腰痛の特徴の1つになります。

 

 

もし、前屈姿勢になろうとして痛みが強くなると

いうのであれば、ギックリ腰(筋・筋膜性腰痛)や

腰椎椎間板ヘルニアなど、椎間関節以外の場所が

原因として疑われるタイプの腰痛である可能性が

高くなります。

 

 

他にも、椎間関節性腰痛に特徴的なことがあります。

 

 

上記の捻る・倒す・反らすの動きに伴なって、痛みが

臀部の方へ伝わることがあるということです。

こちらは、大胆に腰を動かさずとも、少しだけ捻る・

倒す・反らすをしただけで痛みを伴うこともあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは関連痛とも呼ばれ、どのレベルの腰椎の

椎間関節に問題が潜んでいるかによって、痛みが

腰に近い方に出るか、臀部の下の方に出るかが

変わってきます。

 

 

 

捻る・倒す・反らすの複合的な動きですが、

日常生活の中で似たような動きがあるとすれば・・・

 

 

 

車の運転席に座った状態から、後部座席の物を

取ろうとして後ろへ振り向いた時のような動きが

一番近いかもしれません。

 

 

椎間関節性腰痛は、加齢に伴なう腰椎の変形の

有無が関係してくるため、どちらかというと、

年齢の高い方のほうが発症しやすくなります。

 

 

女性よりも男性の方が発症しやすく、重量物を

持ち運ぶことが日常多い方なども罹りやすい

という傾向があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加齢による骨(椎間関節)の変形自体を元に戻すことは、

ほぼ不可能になりますが、仮に変形が多少なりとも存在

している椎間関節部分への負担は、周囲に付着している

筋肉たちの硬さの有無によって、かなり左右されます。

 

 

椎間関節に負担がかからないよう、普段からの姿勢に

気を付けつつ、周囲の筋緊張を緩和しておくことも

肝要になります。

 

 

 

 

 

お問い合わせはこちら

当院へのアクセス情報