秋に起こる災難
さて、食欲の秋という事で今回は秋に最も起きやすい災難。
「食中毒」について少しお話していきます。
生ものを避けて加熱調理していれば、食中毒を予防できると思っている
そこのあなた!
気をつけて!!
実はこれを守っていても起きてしまう食中毒があるんです。
今回紹介するのは、その中でも黄色ブドウ球菌の毒素による食中毒です。
●今までにこんな経験はありませんか?
・刺身等の生ものは食べていない
・手作り、市販のお弁当を食べた
・食後数時間後に突然吐き気を感じた
・トイレに駆け込んだ
・嘔吐や下痢は1日で治まった
●加熱しても、毒素は残る!?
感覚的に加熱調理さえしていれば大丈夫だと思ってしまいますが、
その例外が黄色ブドウ球菌(耐熱性の毒)による食中毒です。
本来黄色ブドウ球菌は食品ではなく人の鼻腔に常在している事が
多い菌なのです。特に花粉症やアレルギー性鼻炎をお持ちの人では
その割合が高くなります。
●どうやって予防すれば!?
・手袋を使用して調理を行う
・鼻腔からの汚染防止として、マスクを装着
●治療が必要な方は・・・
黄色ブドウ球菌だけに限らないが、嘔吐や下痢による脱水には経口補水液
(OS‐1)がおススメです。まずは身体が衰弱しないようそして脱水状態に
ならないことが初期治療となるので覚えておきましょう。