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肘の問題  有隣館日暮里鍼灸整骨院

Category: スポーツ障害

肘関節は、上腕骨・橈骨・尺骨の3つの骨によって

構成されています。

 

それぞれの骨同士が関節を形成しているので、

肘関節という総称の中には、3つの関節名が

含まれています。

 

腕尺関節ほか

 

 

 

 

 

 

 

1つ目は、腕尺(わんしゃく)関節です。

肩から肘までの上腕骨と、肘から手首までの小指側に

ある尺骨という骨によって作られる関節です。

 

2つ目は、腕橈(わんとう)関節です。

上腕骨と、肘から手首までの親指側にある橈骨という

骨によって作られる関節です。

 

これらの2つの関節は、肘の曲げ伸ばしに関わっています。

 

最後にもう一つ、3つ目の関節です。

肘から手首まで、尺骨と橈骨という2つの骨が並びますが、

この2つの骨同士の咬み合わせによって作られる関節で、

上橈尺(じょうとうしゃく)関節といいます。

 

上という字が付く理由は、橈尺関節は、手首寄りにも存在

するため、場所を区別するために肘寄りを上橈尺関節、

手首寄りを下橈尺関節といいます。

 

この上橈尺関節は、肘の曲げ伸ばしには関わらず、手首の

捻り、すなわち、ドアノブを捻るような動きに関係します。

 

話は変わりますが、肘には、スポーツの名称が付いている

症状名がいくつか存在します。

 

テニス肘、ゴルフ肘、野球肘などです。

 

女性ゴルフスイング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

症状名に肘という文字が付いているように、肘周辺の痛みが

主体になってくるのですが、これらのスポーツによる肘周りの

痛みが疑われる場合、先述しました3つの関節の問題という

よりは、肘の周囲から始まって、手首や指先に至る、手首と

指の動きに関与している筋肉たちの酷使が大きく影響して

くるのです。(勿論、筋肉以外が原因で痛むこともあります。)

 

 

外側上顆辺りが痛む・女性

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肘から手首・指まで至る筋肉は、大きく分けて2つの系統に

分類できます。

 

手首を、手の甲側・やや親指側に向けるような動きをコントロール

する伸筋群というグループと、手の平側・やや小指側に向ける

ような動きをコントロールしている屈筋群というグループに分かれ

ます。

 

 

前腕屈筋群の一部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屈筋群の一部

 

テニス・ゴルフ・野球で、ラケット・クラブ・バットを握って振り回す

ような動きを繰り返し、一瞬で手首を手の甲・やや親指側に返す

動きでは伸筋群を、反対に、一瞬で手首を手の平・小指側に返す

動きでは屈筋群を強く収縮させることで、それぞれの筋肉群の

スタート地点である肘の外(伸筋群)と内(屈筋群)に反復過剰な

牽引が加わります。

 

短橈側手根伸筋

 

 

 

 

 

 

野球の場合は、バットの振りすぎよりは、投球動作過剰、あるいは

投球フォームに無理があるなどの理由で、肘の内側が痛み始める

ケースが多い模様です。

 

 

野球肘

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その限界を超えたとき、肘の外側の痛みである通称:テニス肘、

肘の内側の痛みであれば通称:ゴルフ肘の可能性が疑われます。

 

*ゴルフをやっているけど、肘の外側が痛むという場合でも、

 テニス肘と呼ばれることがあります。

 

*テニスの場合、肘の外側が痛むときはバックハンドテニス肘、

 肘の内側が痛むときをフォアハンドテニス肘と呼ぶこともあり

 ます。

 

テニスとゴルフで痛むところ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スポーツに伴って生じた肘の問題ですが、時として、痛みのある

場所近辺以外に原因があることもあります。

 

特に、肩関節や体幹、下半身の柔軟性の少なさも、肘に負担を

かけることにつながる場合がありますので、要注意です!

 

さらに詳しいテニス肘の説明はコチラ

 

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